2022-12-07
不動産の売却方法には「買取」と「仲介」の2種類があります。
もっとも一般的なのは仲介による売却なので「買取ってなに?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、不動産売却における買取と仲介の違いや、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
埼玉県の狭山エリア(主に狭山、入間、日高、飯能、所沢、川越)で不動産売却をご検討中の方はぜひ参考にご覧ください。
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まずは買取と仲介の違いから確認していきましょう。
不動産売買において一般的なのは仲介による取引です。
仲介とは不動産会社と媒介契約を結び、不動産会社が売却活動をおこなって買主を探す方法です。
契約を結んだ不動産会社は、売主に代わって内覧対応や条件交渉などさまざまな売却活動をおこないます。
一方、個人に売却するのではなく、不動産会社相手に不動産を売却するのが買取です。
売主は不動産会社に直接価格などの交渉をおこない、条件がまとまり次第すぐに契約を進められます。
広告を出して販売活動をしたり、購入希望者に直接物件を見せたりする必要がないため、現金化までの期間を短縮できるという特徴があります。
買取には「即時買取」と「買取保証」という2つの方法があります。
即時買取
即時買取とは、買取額の交渉が終わり次第、すぐに不動産会社が物件を買い取る方法です。
早くて3日、長くても1か月以内には取引が完了します。
市場価格よりも1〜3割ほど安くなりますが、とにかく早く現金がほしいという方におすすめです。
買取保証
買取保証とは、仲介と同じように売却活動をおこない一定期間が経過しても売れない場合に、あらかじめ決めておいた金額で不動産会社が物件を買い取る方法です。
仲介と即時買取を組み合わせたような仕組みと考えると良いでしょう。
買取保証における仲介の期間は3か月が一般的です。
高値で売却したいけれど、そこまで長い期間売却活動をおこなえないという方に向いています。
ただし需要のある不動産でなければ買取保証が付けられないこともあるため、まずは不動産会社に相談してみましょう。
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ここでは、仲介と比較した際の買取のメリットをご紹介します。
買取の大きなメリットは、短期間で取引が完了して現金を受け取れることです。
仲介の場合はいつ売れるかわからないという不安があります。
不動産売却にかかる期間は3〜6か月ほどが目安ですが、立地や不動産の状態によっては1年以上かかるケースも少なくありません。
買取であれば、条件がまとまり次第すぐに不動産会社と契約手続きを進められるため、売却計画も立てやすくなります。
現金化を急いでいる場合は、仲介よりも買取を検討しましょう。
不動産売却の際、売主には「契約に適合する不動産を引き渡さなければならない」という責任があります。
これを契約不適合責任といい、民法改正前は「瑕疵担保責任」と呼ばれていました。
契約不適合責任を問われると、売主が修繕費用を負担しなければならず、さらに契約解除や損害賠償を請求される可能性もあります。
仲介の場合は個人から個人へ不動産を売却するため、契約不適合責任に気を付けなければなりません。
一方、買取は不動産会社との取引なので、契約不適合責任を免責とする契約が多く、売却後のトラブルを回避できるというメリットがあります。
築年数が古い物件を売却する場合など、契約不適合責任によるトラブルが不安な方は、不動産会社による買取がおすすめです。
不動産会社に仲介を依頼すると、買主を探すために広告を出したり周辺エリアにチラシを配ったりして、販促活動をおこないます。
また購入希望者がいれば、その都度内覧もおこなわなければなりません。
内覧時には見知らぬ方が何度も出入りすることになるため、不動産を売却することが近隣住民に知られてしまう可能性があります。
もちろん、あらかじめ不動産会社に相談しておけば、なるべく周囲に知られないように売却活動を進めることも可能です。
ただし、そのためには広告宣伝を抑えなければならず、売却できるスピードも遅くなってしまいます。
その点、買取であれば売主と不動産会社だけのやり取りになるため、内覧時に気づかれるという心配はありません。
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最後に、仲介と比較した際の買取のデメリットをご紹介します。
買取は仲介に比べて売却価格が低くなるというデメリットがあります。
仲介は市場相場と同等の金額で売り出せるのに対して、買取の場合は市場価格の1〜3割ほど安くなるのが一般的です。
買い取った不動産は、リフォームなどをおこない付加価値を付けてから、不動産会社が個人に向けて再販売することを目的としています。
その際にかかる費用を考慮したうえで買取価格を決めるため、どうしても相場より低くなってしまうのです。
前述したように、買い取った不動産はリフォームなどをおこなったうえで再販売します。
そのため、再販売が困難だと判断される場合は買取ができない可能性があります。
たとえば、築年数が古く大掛かりなリフォームが必要な物件や建築基準法に違反しており再建築が不可になっている物件などです。
どのような不動産を買取不可とするかは不動産会社によって異なるため、まずは確認してみることが大切です。
仲介と買取の違いがわかったところで、買取に向いているのはどのような方なのでしょうか。
たとえば以下の条件に当てはまる方は、仲介よりも買取がおすすめです。
上記のほか、仲介に出して1年以上売れない物件を所有している方も買取を検討したほうが良いといえます。
売却期間が長引くと売れ残り感が出て、さらに売却が難しくなってしまうためです。
このような場合は値下げをする必要がありますが、頻繁に値下げを繰り返すと購入希望者はさらなる値下げを待つようになります。
早めに売却を完了させるためにも、値下げをする前に買取を検討したほうが良いでしょう。
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不動産売却における買取と仲介の違いや、それぞれのメリット・デメリットを解説しました。
買取は、不動産を早く手放したい方や周囲に気付かれずに売却したい方におすすめです。
また仲介に出して1年以上売れない物件を所有している方も、値下げをする前に買取を検討しましょう。
埼玉県の狭山エリア(主に狭山、入間、日高、飯能、所沢、川越)で不動産買取をご希望の方は、私たち「ハート・コンサルティング株式会社」にお任せください。
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