住みながら不動産を売却する方法とは？メリット・デメリットや注意点も解説

不動産を売却するには時間がかかるため、なるべく住みながら売却したいところですよね。
そこでこの記事では、埼玉県の狭山を中心に、入間市、日高市、飯能市、川越市、所沢市、その周辺エリアにお住いの方に向けて、住みながら不動産を売却する方法を解説いたします。
また、メリット・デメリットや注意点も解説いたしますので、不動産の売却を考えている方、その流れについて知りたい方にも役立つ内容となっていますよ。
続けて読むとより詳しくわかるため、ぜひ最後までご覧ください。

住みながら不動産を売却する方法とは？

マイホームを売却するとなると、購入希望者の内覧などもあるため住みながら売却するのはむずかしいと感じるのではないでしょうか。
しかし、新居を購入してから家を売却するとなると、売れるまで住宅ローンの支払いなどが二重になる可能性があるため躊躇するところでしょう。
そこで住みながら不動産を売却する方法は、以下の2つです。

方法①売り先行で売却する

売り先行とは、家を買い替える際に今住んでいる家を売却してから新居を購入する方法のことです。
売り先行で売却するときの流れは以下のとおりです。

• 不動産会社に売却査定依頼
• 売却活動（広告・内覧対応）
• 売買契約を結ぶ
• 物件の引き渡し
• 仮住まい先へ転居・新居を探す

売り先行の方法だと、今の家の売却代金を受け取ってから新居を探すことになるため「早く家を売らなければ」と焦る必要がなくなります。
しかし、物件の引き渡し後は仮住まい先に住むことになるため、理想としては、売買契約を結んだ段階で新居が見つかっていると良いでしょう。

方法②リースバックで売却する

リースバックとは、自宅を売却後に買主と賃貸借契約を結ぶことで売却後も自宅に住み続けることができる方法のことです。
そのため、売却活動がいらずにすぐ売却代金が手に入るうえに、賃貸借契約期間中にゆっくりと新居を探すことができます。
賃貸借契約の内容によっては、契約期間満了後の更新や買戻しの特約を付けることも可能です。
私たち「ハート・コンサルティング株式会社」でもリースバックの査定を承っておりますので、埼玉県狭山市、入間市、日高市、飯能市、川越市、所沢市、その周辺エリアに不動産をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

住みながら不動産を売却するメリット・デメリット

住みながら不動産を売却する方法がわかったところで、メリット・デメリットも気になるところでしょう。
売り先行やリースバックで不動産を売却するメリット・デメリットは以下のとおりです。

住みながら不動産を売却するメリット

売り先行やリースバックの最大のメリットは、資金計画が立てやすい点です。
先に売却代金を受け取ってから新居を探すことになるため、新居の住宅ローンも組みやすいでしょう。
また、売り先行の場合は住み替えローンが利用しやすい点もメリットです。
住み替えローンとは、家を売却後に残った住宅ローンと、新居の購入資金として新たに借りる住宅ローンをまとめて借りることができるローンのことです。
住み替えローンはいくらで売れるか確定しないと審査ができないため、売り先行のほうが申し込みしやすいです。
ただし、売却する家と新居の決済・引き渡しを同日におこなう必要があるため、売却活動をすすめながら新居探しも同時並行で進めなければなりません。
リースバックを利用するメリットは、仮住まい先を探す必要がないうえに新居探しを妥協せずにゆっくりと探せる点でしょう。
リースバックは売却活動をせずにすぐに売却できるメリットもあるため、早めに売却代金を受け取りたい方や内覧時の対応の手間を省きたい方におすすめです。

住みながら不動産を売却するデメリット

売り先行で不動産を売却するデメリットは、購入希望者が内覧した際にどうしても生活感が出てしまう点でしょう。
また、内覧日のスケジュール調整やこまめに掃除をしておかなければならない点もデメリットです。
急な内覧の予約が入ったときは、そのたびに家を掃除して対応するのは大変ですよね。
また、売却後に新居を探す場合は、新居が見つかるまでの間は仮住まい先に住むことになり、住み替え費用がかかります。
しかし、住み替え費用については売却と新居の購入を同時並行で進めることで節約できるでしょう。
リースバックを利用する場合のデメリットは、売却価格が相場の価格よりも安くなりやすい点です。
そしてリースバックは、売却価格が住宅ローンの残債を下回るオーバーローンの場合は利用できません。
住みながら不動産を売却したほうが良いか、それとも一旦空き家の状態にしてから売却したほうが良いかは、かかる諸費用や手間などを総合的に考えて判断すると良いでしょう。

住みながら不動産を売却する際の注意点とは？

売り先行で住みながら不動産を売却する際の注意点は、以下の3つです。

注意点①室内や庭の掃除

不動産を売買するときは、内覧時の印象が売買契約の成立に大きく関わります。
購入希望者に好印象を与えるためにも、室内や庭の掃除は入念におこないましょう。
内覧時にチェックされやすいポイントは、以下の5つです。

• 部屋の間取り
• 水回り
• 収納スペース
• ベランダ
• 玄関周り

とくに、水回りは汚れやすいので要注意です。
キッチンや浴室、トイレはきれいに掃除をしておきましょう。
忙しくてなかなか掃除に時間をかけられない場合は、ハウスクリーニングを利用するのも良いでしょう。

注意点②内覧日の調整

購入希望者が内覧に来やすいように、スケジュール調整をしておくことも大切です。
とくに土日はいつでも内覧ができるようにスケジュールをあけておきましょう。
また、実際に住んでいる方の話を聞きたいという購入希望者も多いため、内覧時は売主様もなるべく立ち会ったほうが良いです。
ちなみに、購入希望者からよく質問される項目は以下のとおりです。

• 近隣の施設
• 治安や騒音
• 電波状況
• 物件の状態（経年劣化をしている箇所があるかなど）
• 売却の理由

上記の項目は、いつ聞かれても答えられるように準備しておいたほうが良いです。
とくに、物件の状態についてはインスペクションなどで事前調査しておくことをおすすめします。
インスペクションとは、建築士の資格をもつ専門の検査員が住宅の状態を検査することをいいます。
インスペクションがおこなわれているとわかると購入希望者も安心して購入を決めることができるでしょう。

注意点③内覧時間

購入希望者は、日当たりを気にする方が多いです。
そのため、内覧時間は日当たりの良い時間に組むことをおすすめします。
とくに、晴れた日の午前中から昼間の時間帯は比較的に日光が入りやすいでしょう。
内覧時は、窓ガラスをきれいに拭いて換気もしておくと好印象です。
反対に、夕方や夜の時間帯に内覧予定が入った場合は注意が必要です。
夕方は窓の方角によっては西日が入りやすく、帰宅ラッシュの時間帯のため周囲の騒音が気になりやすい時間帯となります。
もし、西日や騒音が気になる場合は、防音と遮光に効果的な厚手のカーテンを使用するなどで対策すると良いでしょう。
また、注意点として夜の時間帯は庭や玄関が暗いとあまり印象が良くないため、電気を点けて明るさと安心感を演出しましょう。

まとめ

住みながら不動産を売却するには、売り先行で売却する方法とリースバックで売却する方法の2つがあります。
住みながら不動産を売却するメリットは資金計画が立てやすい点で、デメリットは内覧時に生活感が出やすい点です。
注意点として購入希望者に好印象を与えるためにも、内覧前にはこまめに掃除をしておきましょう。
私たち「ハート・コンサルティング株式会社」は埼玉県の狭山を中心に、入間市、日高市、飯能市、川越市、所沢市、その周辺エリアの不動産売却をサポートしています。

不動産の査定は無料で行っています。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。